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英語を聞き取れない理由と、聞き取るための2つのコツと方法

英語の勉強を続けているけど、どうしても英語が聞き取れない・・ということもあるかも知れません。

または、海外旅行に行くことがあるけれど、もっと英語が聞き取れるようになりたいと思う方もいらっしゃるかも知れません。

今回は何故、英語が聞き取れないのか?ということについて、または英語を聞き取れるためにできることについて、書かせていただきたいと思います。

目次

英語を全く聞き取れないところからはじめた僕

僕自身のことになりますが、高校の頃は英語は赤点でした。

今は、TOEICでもそれなりの点数があります。
特にリスニングは満点をとりました。

それまでに何をやったのか・・ということも含めて少し書かせていただきたいと思います。

僕は高校の頃にカナダに1年間、留学をしています。

留学したいですと先生に話したら、「ケン君、英語は大丈夫なの?」と言われました。

確かに・・、と思いました。

僕がカナダに留学したいと思ったのは英語のためというよりも、海外でバスケットボールがやりたいという理由でした。

問題は英語です。赤点だったのですから・・

案の定、カナダに渡ってみると、ホストファミリーの英語は全くと言っていいほど、聞き取れません。

Welcome!

・・位はわかったのですが・・空港まで車で迎えに来ていただいて、家に着くまで車の中でホストファーザーとホストマザーがあれこれ話してくださったのですが、殆ど聞き取れませんでした。

だから、ずっと、笑顔でニコニコしていました。

こんな僕ですが、今では英語で一番得意なのがリスニングです。

今は帰国して長い時間が経ちましたが、話すことよりも、リスニングの力というのは、落ちにくいと言いますか、一度身に付けてしまうと、そのリスニング力はなかなか落ちません。

話す方、スピーキングに関しては、話していないと落ちてしまうことがあります。

もっとも、話し始めたら・・戻ってくるものですが、ただ、リスニングよりはその力が落ちてしまいやすいです。

少し話がそれましたが、

そんな全く英語が理解できなかった僕でも、ホストファミリーの英語を聞き取れるようになる日が来ます。

じゃあ、留学しなければ、英語は聞き取れないか?というと、そうではないと思います。

聞き取るには、コツがあると思うからです。

英語を聞き取るためのたった2つのステップ

さて、ここからは具体的に英語を聞き取れるようになるためにできることについて見てゆきたいと思います。

英語が聞き取れないというのは、僕は最初は当たり前だと思っています。

僕自身がそうでした。先程ご紹介したように、笑ってしまうほど、聞き取れなかったのです。

だけど、ちょっとしたことを重ねてゆくだけでビックリするほど聞き取れるようになることがあります。

そのためにできることについて見てゆきたいと思います。

1)英語を聞く時間を増やす

僕は英語をさっぱり聞き取れなかったわけですが、その一つの理由は僕の英語力が明らかに不足していたから・・・かも知れません。

ただ、一番の理由は、英語を聞いていなかったからでした。

何だか当たり前のようなお話ですが、学校で英語の読み書きはやっていたけど、リスニングについては圧倒的に不足していました。

この状態で英語が聞き取れるかと言ったら、聞き取れないんですね。

勿論、学校の英語の授業でリスニングに力を入れているところもあるかも知れません。

ただ、それでも聞き取れないことがあれば、それは英語を聞いている時間がまだ足りていないからだと思います。

留学すると、一番最初に身に付く英語力がリスニングだと思います。

これは何故かと言ったら、英語をまず聞くことからはじめるからです。

というのも、海外留学をしたところで、英語がいきなり話せるわけではありません。

殆どの場合、最初は僕のように・・笑顔でただ、聞こうとするだけだと思うのです。

もっとも、最初は聞こうとしても聞き取れません。

だけど、留学のいいところは、聞き取れなくても、「じゃあ、日本に帰ります」とは言えないわけで、明日も英語を聞くしかないわけです・・

だから、英語を聞く時間が圧倒的に増える。

じゃあ、留学しないとだめなのか?というと、そうではないと思います。

留学などしなくても、英語をしっかりと聞きとれる人も大勢いらっしゃいます。

そんな方々は圧倒的に英語を聞いている時間が多いようです。

だから、英語を聞き取れないと思った時に必要なことの1つは、今よりも英語を聞いている時間を増やすということです。

聞き取れなくてもいいと思うんです。

途中であきらめたくなっても、それでも、聞き取れなくてもいいので、とにかく、英語を聞く時間だけは増やしてゆきます。

すると、自然と少しづつ、少しづつ・・英語が耳に入ってくるようになります。

英語を聞き取るために、特殊な能力は必要ないと思います。ただ、英語を聞く時間の問題なのだと思います。

2)発音を真似すると英語が聞き取れるようになる

英語が赤点で、留学先で自分でも笑ってしまうほど、全く英語が聞き取れなかった僕ですが、そんな僕にも英語が聞き取れるようになる日がやってきます。

その日まで僕がやったことがいくつかあります。

英語を聞き取るという意味でやったことで大切なことは2つありました。

1つは先ほどご紹介した、ただひたすら、英語を聞きつづけるということでした。

聞き取れなくても、とにかく聞くことにしました。日本に帰ることもできなかったので、諦めるわけにもいきません。

だから、これから先どうなるのだろうかという不安と戦いながら、それでもいつか聞き取れる日が来る、いつか英語が話せる日が来るだろうと信じるしかなかった。

そうやってひたすら、英語を聞きつづけました。

僕がやったことの2つ目が、真似をするということでした。

ホストファーザーが何か僕に話しかけてくれます。最初はさっぱり何を言っているかわかりません。

だけど、しつこく、諦めずに日々聞きつづけようとしていると、少しづつ・・断片的に、例えば、単語が耳に入ってきます。

例えば、cool(かっこいい)という単語が耳に入ってきます。

そしたら、後で、そのホストファーザーのcoolという発音を真似して、自分でも口にしてみるのです。

1)耳に入ってきたら、2)次は真似をする。

このステップをひたすら繰り返します。

耳に入ってきた単語を自分でも口にしてみることで、その単語とその単語の発音がしっかりと自分の頭にインプットされます。

すると、次回、その単語が出てくると、聞き取れるのです。その単語が。

ただ、聞き取ろうとするだけでもいいのかも知れません。

だけど、その後に真似をすることも僕は大切なポイントだと思います。そうすることで自分の頭にしっかりとその単語の聞え方がインプットされるからです。

この時点ではまだ、その単語だけです。聞き取れるのは。

だけど、また先ほどのステップを繰り返してゆきます。

すると、今後は違う単語が耳に入って来たりします。

そしたら、また、真似をします。単語の意味がわからなければ、調べます。(または相手の人に聞きます。どういう意味なの?と)

単語を聞き取ることを続けていると、今度はフレーズが少しづつですが、耳に入ってくるようになったりします。

例えば、How is it going?と言われます。

英語が赤点の僕は最初はハウ・・何??となるわけですが、諦めずに何度も耳を傾けていると、How is it位までが聞えてくるようになったりします。

それでも続けていると、最後はgoingと言っていることが聞えるようになったりする。

そしたら、自分でも真似してみます。

How is it going?

と。その相手の人の発音を真似してみます。うまく発音できなくてもいいと思うのです。

正確な発音ではなくてもいい。

ただ、その人のように言ってみることがポイントだと思います。

この場合、最後のgoingは日本語だと、「ゴーイング」と最後の「グ」まで言ってしまうものだと思います。

ただ、相手の発音だとどうも「ゴーイン?」という感じで、最後の「グ」は言っていないように聞えたりします。

その時は、相手のように「グ」を抜かして自分も真似をしてみる。

こんな風にして、真似をしていると、次にHow is going?と言われた時、はっきりと何を言っているのかが聞き取れるようになります。

これはもう不思議な感覚ですが、こうやって、この2つのステップをしつこく繰り返しているうちに聞き取れるようになってゆくのです。

この2つのステップは何も海外ではなくてもできることです。

留学した方が早いか?と言われれば、そうだと思います。

だけど、日本にいたってできることです。英語を聞けるサイトもあるし、英語の教材を利用してもいいと思います。

どんな形でも、

1)英語を聞く時間を増やす
2)発音を真似する

というたった2つのステップを繰り返すだけで、英語は必ず聞き取れるようになるものだと僕はそう思っています。

特別な能力は必要ありません。

ただ、諦めないで続ける必要はあるかも知れません。だけど、それは自分の意思次第だと思います。意思さえあれば、後は特別な能力も才能も必要ありません。

続けてゆけば、英語は必ず、聞き取れるようになると僕はそう思っています。