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留学先での友達の作り方は?友達ができない時はどうしたらいい?

海外留学をする際に不安になることって色々あると思うのです。

その中でもやっぱり、友達ができるかどうか?ということは不安に感じてしまうことの1つかも知れません。

実は僕自身、海外留学の経験があります。

高校生の時にカナダに1年間、交換留学をしました。
その後、アメリカで10年間、大学に入学、卒業した後に現地で働いていました。

その間の自分自身の経験やまた、同じく日本から留学していた留学生の友人達の例も含めて・・

留学先での友達の作り方であったり、友達ができないのではないか?という不安について、また、友達ができない時はどうしたらいいか?ということについて書いてみたいと思います。

目次

留学先で友達を作るにはどうしたらいい?

留学先で友達ができるかどうかというのは、不安に思うことの1つだと思います。

どうやって友達を作ればいいか?

ということですが、これはその人の性格にもよると思うんです。

例えば、オープンなタイプの人なのか、または、少しシャイなタイプの人なのかによっても、友達の作り方というのは変わってくると思います。

だから、こうすれば友達ができるという一つの方法はないのかも知れません。

ただ、僕自身の経験から、またはほかの留学生の友人達の例や実体験から、こういうやり方だと海外で友達が作りやすい・・・ということについて書いてみたいと思います。

海外に留学して友達を作るためにまず問題になってくるのが「言葉の壁」だと思います。

留学すれば英語は少しづつ話せるようになってゆくものだと思います。

(このホームページで留学のことについて書く時は、特別なケースを除いて、主にカナダ、アメリカへの留学を前提にしています)

ただ、話せるようになるといっても、ネイティブ(現地の人)のようには話せないわけで、日本語で話すようにはなかなか、いかないわけです。

特に1年といった留学の期間では。

勿論、それなりのレベルにはなると思います。日本の友達からしたら、すごいなぁ・・と思うほど、英語は話せるようにはなると思います。

ただ、日本語と同じようにという風には、なかなかいかないので、その辺が友達を作る際に壁になってしまうようなケースもあります。

さて、話が少しそれましたが、僕の経験、僕の留学生の友人達の経験から考えると、友達ができやすい人とそうでない人にはある違いがありました。

ここで言うところの友達とは、仲の良い友達のこと。日本の友達のように何でも話せて、仲のよい友達のことです。

会ったら、挨拶するような友達は比較的できやすいと思いますが、ここでは仲のよい友達を作ることを前提にしたいと思います。

さて、友達ができやすい人とそうでない人の違いですが、何だと思いますか?

それは、留学先で一生懸命になれるものがあったかどうか?の違いでした

留学生の中で、仲の良い友達ができた人、例えば、留学の期間が終わって、日本に帰国した後も付き合いが続くような友達ができた人達は、留学先で何か一生懸命になれるものがある人が多かったのです。

一方で、留学先でなかなか友達ができなかった・・という留学生の友人達は、英語が話せるようになりたいと留学したものの、現地で「一生懸命になれるものが特になかった」ケースが多かったのです。

これは、日本人留学生だけではなく、それ以外の国から来た留学生達も一緒でした。

留学先で一生懸命になれるものを見つける

留学先で一生懸命になれるもの。

例えば、スポーツがそうです。僕の場合は、バスケットボールでした。

スポーツを通して友達を作ろうとすると、比較的、友達は作りやすいかも知れません。

また、冒頭で書かせていただいた、「言葉の壁」を比較的乗り越えやすいと言いますか、スポーツは言葉がなくても通じ合えるところがありますので。

だから、僕は、最初、英語が全く話せなかった頃、休み時間になると体育館に行くようにしていました。

すると、誰かがバスケットボールをして遊んでいたり、またはバレーボールをやっていたり、誰かが体育館にいて、その連中に混ぜてもらって、一緒にバスケットボールをやったり、時にはバレーボールであったり、または、他のスポーツを一緒にしたり。

そうやって、一緒に体を動かすことがコミュニケーションになって、少しづつ会話をするようになって、友達が自然とできてゆくことがあります。

会ったら、楽しく会話できるような友達がそうやって少しづつですが、出来てゆきました。

また、後程書かせていただきますが、友達ができないで悩んだ経験も僕にはあります。

やはり、留学先ではそんな簡単に、全てがうまくいくわけではないし、だからこそ、学ぶものも多いのだと思います。

留学して強くなったと思う留学生は大勢います。

それは、思うようにいかないことを乗り越えたから、なのだと思います。

さて、スポーツの話をしましたが、一生懸命になるものは他のことでもいいと思うんです。

僕の留学生の友達のケースでは、音楽に一生懸命になった友人もいました。

吹奏楽部のような部活動に入って、そこで音楽活動に一生懸命だったそうです。

彼女はその音楽活動がなければ、友達はできなかったと思うと話してくれました。

スポーツや音楽だけではなくて、一生懸命になれることは他のことでもいいと思います。

何か、誰かと一緒になってできるもので、自分が好きなもの・・・を予め留学する際には用意しておくと(考えておくと)いいかも知れません。

言葉以外でコミュニケーションをとれる、または通じ合えるものがあれば、言葉がうまく話せなくても友達はできるものだと思いますし、特に留学してすぐは、そういう友達の作り方も僕としてはおすすめです。

友達ができない時はどうしたらいい?

既に留学していて、友達ができない・・と悩んでいる人もいるかも知れません。

友達がなかなかできないと、本当に辛いですよね・・

そんな時は、どうしたらいいのでしょうか・・?

まず、海外留学では友達を作るのは大変なことだと思います。

だから、落ち込んでしまうこともあるかも知れませんが、これはある程度は仕方がないことなんだと、留学した人の多くがそういうことを感じるものなんだと、そう思ってみます。

そして、焦らずに少しづつ、自分にできることをやってゆこうと、まず、そう自分に言い聞かせてみます。

今は友達がいなくてもいい。だけど、これから友達を作るためにできることがあるはずだ、と。

そう思ってみます。

友達を作るためにできることですが、もし、今、何か留学先で一生懸命になれるものであったり、打ち込めるものがない場合は、そういったものを見つけようとしてみるのも一つの方法かなと、思います。

ただ、いきなり一生懸命になれるものなんて見つからないと思うんです。

一生懸命になれるものは、やっているうちにそうなるのであって、最初から一生懸命になれるものがそこにあるわけではないと思うんですね。

だから、大切なのは、一生懸命になれるかどうかわからなくても、または、打ち込めるものがどうかわからなくても・・・

とにかく、ちょっとでも興味があったら、何でもやってみるということが大事なことなのかなと、思います。

僕自身の話をすると、僕は体を動かすことが好きだったので、とにかく、あらゆるスポーツに挑戦してみました。

バスケットボールがしたかったのですが、カナダの場合はシーズンがあって、日本の高校などのように1年中部活をやっているわけではなくて、冬がシーズンでした。(当時、僕が留学した地域では)

僕は4月から留学したので、バスケットボールの部活はまだ始まっていません。

そこで、先ほどの話のように体育館に行って遊びでバスケットボールをやっている人達に混ぜてもらったりしていました。

また、バスケットボール部に入っている(入っていた)人達を通っていた学校の先生に紹介してもらって、彼らがバスケットボールをやる時には呼んでもらっていました。

また、夏になると、サッカーのシーズンが始まったので、地域のサッカー部に入れてもらいました。

小学生から高校生までが所属するようなチームでした。

僕はサッカーは初心者だったのですが、こうなったらやれることは何でもやろうと思っていたし、体を動かしている方が悩まなくて済むと思っていました。

また、夏休みには、ゴルフをすることにしました。

たまたま、ホストファーザーがゴルフが好きな人で、僕を勝手に地域のジュニア・ゴルフ大会にエントリーしていたのです・・

結果は散々でしたが・・(当たり前ですが)、そこでゴルフの楽しさを知った僕は、夏休みにすることがなかったので、1人でとりあえず、夏の間のパスを格安で買って(田舎の小さなゴルフ場で、夏の間、1万円とかでプレーし放題だったのです)毎日ゴルフ場に行きました。

(僕が留学していた街はこんな感じのカナダの小さな街でした。)

最初はたった一人です。

一緒に行く友達がいるわけではなかったので。だけど、どうせ家に居てもすることはないわけですから、1人でもいいや、と。

その頃は留学して3か月以上が経っていて、会ったら話ができる友達(知り合い)は出来ていたのですが、ゴルフに誘えるような仲のよい友人はいませんでした。

ところが・・一人でゴルフに行っていると、ゴルフ場に向かう僕を同じ高校のバスケ部の人が見つけて、声をかけてくれました。

「よぉ、ケン!ゴルフに行くのか?」って。

僕は「そうだよ。」と答えると、「オレも行ってもいいか?」と。

そこから、彼と毎日ゴルフ場に二人で行きました。

その彼とは大人になってからもずっと付き合う仲になりました。

そんな風にして、何が起こるかわからないわけです。

勿論、僕のように一人で何かをすることよりも、何かのチームであったり、部活動、グループ活動のようなところに入ってみることの方がおすすめです。

でも、僕のようにそういったものが何もなく、友達がいなくても、1人でもいいから何かを始めることで、何かが変わってゆくこともあります。

だから、友達ができないからといって、諦めることはないと僕は思いますし、自分から動いてみることで何かが変わってゆくことがあります。

そして、そうやって友達ができてゆくこともあると、僕はそう思っています。

もっとも、海外で友達を作ることは、大変なことだと思うのです。僕自身がそう感じてきました。

だから、あまり自分にプレッシャーをかけないで、友達ができない自分を責めないで、少しづつでいいので、ゆっくりでいいので、少しづつ勇気を出して何かをはじめてみることが大切なのかなと、思います。

もし今、海外で友達ができないと悩んでいる人がいたら、これから、一緒に笑える仲の良い友達ができますように。