海外にスポーツ留学をしたいけど不安。日本でやるか留学するかで悩んだら?
今回は海外へのスポーツ留学をテーマにしたいと思います。
日本から海外にスポーツ留学にいく人は大勢います。
テニス、ゴルフ、バスケットボール、サッカーなど、日本よりも海外の方が恵まれた環境でプレーできたり、そのスポーツを学べたり、または、よりレベルの高いライバルと競い合えたり・・・と海外の方がそのスポーツをする上で有利なケースも多いです。
ただ、海外に留学する、しかも、スポーツ留学をするには、やはり不安も伴うと思います。
また、日本でやってもいいのではないか?という思いをあると思います。
今回はそんなことについて考えてみたいと思います。
目次
僕も留学経験があります
最初にまず、自分の体験などについて少し書かせていただきたいと思います。
僕も実は留学経験があります。
行先はカナダとアメリカ。
カナダでは1年間の留学。こちらは交換留学でしたので、スポーツ留学というわけではありませんでしたが、多くのことを学ばせてもらいました。
アメリカは10年間、留学というよりはもう暮らしていたような感じでしたが、最初は夢があって、あるスポーツでプロになりたいという思いがあり、留学しました。
ただ、完全なスポーツ留学ではなく、僕の場合は、大学に通いながらスポーツを続ける形を選びました。
そして、大学を卒業してからは、現地で働いていました。
ということで完全なスポーツ留学ではないのですが、そういった大学に通いながらスポーツをするという選択肢もあります。
また、周りには、スポーツ留学で日本からやってきた友人達も多くいました。
そんな友人達のケースについても少しご紹介したいと思います。
スポーツ留学にもいくつかの選択肢がある
まず、僕のケースですが、僕の場合は、そのスポーツで日本で何か特別な成績を残していたわけではありませんでした。
ただ、憧れがあって、そして、そのスポーツでプロになりたいと思い、そのためにはアメリカがベストな選択肢だと思って、留学を決めました。
カナダでは交換留学でしたが、その当時はバスケットボール部に入ってプレーしていましたので、海外でスポーツをやるということが場所は違いますが、何となくわかっていました。
だから、思いきってアメリカに留学しようと思えたのだと思います。
ただ、僕の場合は親を説得するのに、100%スポーツ留学という選択肢は難しかったことと(それでは認めてくれなかったと思われるので)、自分自身でも、やはり、大学で学んでおいて損はしないと思えたためです。
特にアメリカの大学には興味がありました。
そんなことで、大学に通いながら、現地でスポーツをする・・という選択肢を選びました。
その方法をみなさんにおすすめするかというと・・・そうとは限らないかも知れません。
この僕の方法がベストではないケースもあると思うのです。
本気で挑戦したい、そして、できるのであれば、完全なスポーツ留学の方が断然おすすめだと思います。
ただ、スポーツ留学をしても、例えば、そのスポーツだけで生活ができないケースもあるかも知れませんし、そのスポーツを生かして何か、例えば、コーチになったりするにしても、大学で勉強しておくのも一つの選択肢なのかなとは、思っています。
どちらがいいか・・というのはその人にもよると思いますが、スポーツ留学にもいくつか選択肢があるということをお伝えできたらと思って、僕のケースを少し書かせていただきました。
一方で、100%スポーツ留学でやってきた日本人の友人達も沢山いました。
彼ら、彼女らは、そのスポーツだけに明け暮れる毎日を送っていたわけで、当然、僕のように大学に通いながらスポーツをするのとは、そのスポーツに費やすことができる時間が圧倒的に違います。
大学は授業に出るだけではなく、レポートの提出などもありますから、スポーツのために費やせる時間は必然的に限られてきます。
そういう意味では、本気でそのスポーツに取り組みたいという人であったり、または、本気でプロになりたいと思っている人には、やはり大学に通いながらというのは難しいのかも知れません。
本気で取り組みたい方であれば(本気で取り組めるのであれば)、やはり、そのスポーツに専念できる環境を選ぶことが大切なのかなと、思います。
いきなり留学するか?それとも日本で腕を磨いてからの方がいいか?
スポーツ留学する際に、いきなりレベルの高い国に行ってプレーするよりも日本で腕を磨いてからの方がいいのかなと、悩む人もいるかも知れません。
これも先ほどと同じように一つの答えはないと思うんですね。
ただ、僕の場合は、海外に行く選択肢をしました。
それは、僕のスポーツではアメリカの方が日本よりも圧倒的に環境が整っていたからです。
だから、日本に残るという選択肢は僕の中ではありませんでした。
ただ、そうではないケースもあると思います。日本でもそれなりの環境が整っているケースもあると思うんです。
そんな時に海外を選ぶか、日本を選ぶかは難しいことだと思います。
ただ、僕であれば、きっと、後悔の少ない方を選ぶように思います。
勿論、どちらを選んでも全く後悔しないなんてことはないと思うんですね。どんな物事も一長一短で、良いこともあれば、マイナスな部分もあるわけです。
だから、どちらを選んだって、いいことばかり・・・ということはない。
だけど、どちらが後悔が少ないかなと、考えてみた時に、
例えば、海外に行かない選択肢をしたら、きっと、海外に行って後悔するよりも、もっと後悔してしまうだろうなと思ったら・・・
海外に行く決断をするのも一つの方法なのかなと、思います。
決断というのはまた、それが正しかったどうかということは、ずっとずっと先になってみないとわからないものだと思います。
海外に行ってみて、たとえ、そこでうまくいかなくても、挫折してしまったとしても・・・その経験がその後の人生に生きてくることがあります。
海外でのスポーツ留学をして、そこで思うような結果は出せなかったけど、そこで学んだ経験を生かして、コーチやインストラクターとして夢を叶えた人もいます。
本当はうまくいくのが一番いいわけですが、たとえ、海外でうまくいかなかったとしても、その経験は絶対に無駄にはならないと、僕はそう思ってます。
いきなり留学するか?それとも日本で腕を磨いてからの方がいいか?
ということでここまで見てきましたが、冒頭でも書かせていただいた通り、一つの答えはないと思います。
ただ、留学してみたい!と思えたなら、海外でプレーしてみたい!と思えたなら、思い切って飛び込んでみるのも僕はよい選択肢だと思います。
勿論、行先であったり、環境選びは慎重になる必要があると思いますが、「こうしてみたい」と思うことは、人に教えられたところでできないことなので、その思いは大切にしてもいいのかなと、僕はそう思っています。
英語が話せないので不安?
スポーツ留学をする際に不安になることの1つが言葉だと思います。
僕はカナダ、アメリカに留学していたので、英語の話になりますが、僕は高校では英語で赤点をとるほど、成績の悪い生徒でした。
英語には興味はありましたが、英語の(学校の)勉強が嫌いだったのです。
だから、英語のテストではいつも赤点です。
殆ど話せないような状態でいきなり、カナダに行ったその日をいまでも鮮明に覚えています。
ホストファミリーが空港まで迎えにきてくれたのですが、英語でバ~~~っと話されて、僕はひたすら笑顔。
話せないし、思うように聞き取れないのだから、もう笑顔しかないだろう、と。
ただ、面白いもので、現地に行って話すしかなくなると、自然と話すようになるもので、留学してから3か月すると、ある程度は聞き取れるし、話せるようになっていたのです。
これは僕だけではありません。留学する人の多くはおよそ3か月位でそこそこ話せるようになります。
ただし、条件があって、日本語を殆ど使わないこと、です。
日本の友達がいたりすると、恐らく3か月経っても思うようには話せないかと思います。
ただ、日本人がいるような場所であっても、上記のケースよりは時間がかかるかも知れませんが、英語については何とかなるものだと思います。
特にスポーツの場合は、コーチが言っていることは聞き取れるようになる必要があるかも知れませんが、例えば、チームメイトとは、言葉が殆ど話せなくても意思の疎通はできるようになるものです。
これは僕自身がそうでした。
カナダでの留学時は、現地に行ってすぐにバスケットボール部に所属したのですが、チームメイトとは比較的すぐに打ち解けました。
勿論、英語はほぼ話せませんが・・ただ、違うスポーツをするわけじゃないわけで、バスケットボールはバスケットボールです。
また、スポーツを通した方が友達は作りやすいかも知れません。
同じスポーツが好きな者同士の方が打ち解けやすいと思いますから。
また、スポーツをしていれば、話さなくても、何となくコミュニケーションはできるものですから、例えば、英語の心配をしているのであれば、その心配はいらないと、僕はそう思います。
現地にいけば何とかなるものです。
それは僕がそうでしたし、英語が赤点の僕が大丈夫だったのですから。
僕は海外で色々な日本人留学生に出会ってきましたが、1年海外にいて、英語が話せないまま日本に帰った人を知りません。
勿論、どの程度英語が話せるようになるかは個人差もあると思いますが、現地に行けば、誰でもそれなりに話せるようになるものです。
だから、スポーツ留学をしようと思った時に、英語(または現地の言葉)が心配になっても、大丈夫だと思います。
そうやって例えば、英語が不安になってしまうのはでも、悪いことじゃないと思うんです。
そうやって不安になるから、少し準備していこうとか、日本でもできることをやっておこうと思えたりします。
僕自身もはじめて海外に留学する前、留学経験のある友人に英語(特に現地の人が使う英語)を教えてもらっていましたし、その経験が現地に行ってからとても役に立ちました。
留学前にそうやって少しでも英語を勉強しておくことはいいことかも知れないですね。
やってみたいと思った気持ちを大切に
さて、ここまで海外のスポーツ留学について見てきました。
色々な選択肢があるのだと思います。
ただ、こんな言い方は無責任になってしまうかも知れませんが・・行ってみたい、海外でやってみたいと思ったのなら、思い切って飛び込んでみるのも一つの方法かなと、思うのです。
色々な不安もあるでしょうし、行き先であったり、どのような形で現地でそのスポーツを学ぶのか・・ということは慎重になる必要があると思います。
でも、それ以外のことについては、その殆どが行けばなんとかなるものです。そこは案ずるより産むがやすしだと思います。
それにどんな選択肢でも全く後悔のない選択肢というのは僕はないと思っているし、行ってよかったか失敗だったか・・ということは、その留学について振り返るタイミングで変わってくるものだと思います。
例えば、海外で実力をつけてプロになる人もいますし、勿論、思うようにいかなくて帰国する人だっているわけです。
だけど、前者は成功で後者は失敗だったかというと僕はそうとは限らないと思うんですね。
海外ではうまくいかなかったけど、帰国してからその経験を生かして、大きく伸びてゆく人もいるし、その経験を生かして、そのスポーツの分野で色々な形で活躍してゆく人もいます。
何が成功で何が失敗だなんて、誰にもわからないし、その時々でその経験に対する考え方というのは変わってゆくものだと思います。
少し話がそれましたが、
ここまで書かせていただいたように色々と考えなければならないことはありますが、やってみたいと思った自分の気持ちを大切にして、思い切って挑戦することは、素晴らしいことだと僕はそう思っています。