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留学を親に反対された時の4つの説得方法とは?

「留学したい。」

そう強く思っているのに、親に反対されてしまった。そんな時、どうやったらご両親を説得できるでしょうか?

今回は、留学をご両親に反対された時の説得方法について、また、ご両親が反対する理由や、実際に留学を反対された人達が親を説得するためにしたことについても見てゆきたいと思います。

目次

まずはご両親が反対する理由を聞くことから

留学を反対されてしまった時、ついついやってしまうのが、留学したいことを一方的に親に伝えようとしてしまうこと・・・かも知れません。

ただ、これはどんな交渉でもそうだと思いますが、一方的に伝えようとするとうまくいかないのが交渉というものだと思います。

ご両親を説得する時、留学したい気持ちを理解してもらおうとする時も、一方的にこちらの気持ちや言いたいことを伝えようとすると、うまくいかないことが多いかも知れません。

こんな時は、伝えることからではなくて、まず、相手の話を聞くことから始めると、うまくいくことがあります

何をするかといったら、まず、ご両親が留学に反対する理由について聞くことからはじめてみます。

ご両親にも何かしらの理由があって、留学に反対しているはずです。

その理由を聞くことから始めてみます。親御さんの反対の理由を聞く時は、ただ、聞くようにするのがポイントだと思います。

反論したりせず、否定したりせずに、ただ、相手の話をまず聞くようにしてみます。

人は面白いもので、聞いてもらったと思うと、今度は反対に聞いてあげようと思うもので、だから、まず、ただひたすらに聞くことからはじめると、次は、親御さんがこちらの話を聞いてくれる可能性は高くなるかも知れません。

親が反対する理由は何?

さて、親御さんの反対する理由を聞いたら、後日、その親御さんの反対する理由に対して、親御さんを安心させる材料を用意してゆきます。

親御さんが留学に反対する理由は実際に聞いて見ないとわからないわけですが、反対する理由で多いものについて、少し見てみたいと思います。

1)不安

親御さんが留学に反対する理由で多いのが、留学に対する不安です。

・海外での暮らし
・学校生活
・人間関係
・治安
・言葉

留学というのは、多くの方にとっては、知らないことだらけで、どうしても不安に思ってしまう親御さんも多いです。

後程、親御さんを説得するために具体的に何をしたらいいか?ということについて書きますが、こういった、親御さんの不安をある程度解消してあげるということも、親御さんを説得してゆく上では大切なことになってくると思います。

そのためにも、親御さんがもし不安に思っていることがあって、それが留学反対の理由になっている場合は、どんなことに不安を持っていらっしゃるのかを具体的に聞き出す必要があると思います。

その上で、その不安を解消、または軽減する努力をしてゆきます。

留学に反対している親御さんを説得した留学生の多くはそういった努力をしていることが多いです。

2)お金

お金、経済的なことも親が子供の留学に反対する理由としては多いかも知れません。

「留学にはお金がかかる」

少なくとも、留学について詳しくご存じではない親御さんの中にはそんな風に思っていらっしゃる方もいます。

しかし、実際には、親御さんが思っているほど・・留学にはお金がかからないということも多いです。

僕自身、カナダに1年間(交換留学)、アメリカに10年間留学していた経験があります。(管理人のプロフィール

カナダの1年間は交換留学で、かかったのは、航空チケット代金位で、後は日本にいてもかかるような費用位でした。

アメリカの場合は大学に通わせてもらったのですが、学費は実は日本よりも安く済みました。(ただ、日本では必要ではなかったかも知れないようなもの(車など)が僕がいた地域ではどうしても必要だったので、そういった費用はかかりました)

もし、親御さんが金銭的な面で留学に反対されているのであれば、具体的にどの位のお金が必要になってくるかを予めリサーチしておく必要があるかも知れません。

また、留学にも色々な形があるので、今、自分が考えている留学にお金がかなりかかるようであれば、もっと別の方法がないか、検討してみる必要はあるかも知れません。

いずれにしても、お金が留学反対の理由であったなら、具体的にどの位の金額がかかるのかということを親御さんに伝えてみる必要はあるかと思います。

3)子供の本気度が伝わらない

親御さんが留学に反対する理由として、お子さんの本気度が伝わっていないからということもあります。

「どうせ海外に憧れている程度だろう」・・例えば、そんな風に思って、留学に反対される親御さんもいます。

この場合、留学したいとだけ伝えても、理解してくださらないかも知れません。

こんな時はどうしたらいいでしょうか?

この場合は、留学したいと思った「明確な理由」を伝える必要があるかも知れません。

これについては後程、ご紹介します。

4)留学に対する理解

親御さんが留学に反対するもう1つの理由は、留学に対する理解がないから・・・ということかも知れません。

留学というものは、多くの人にとって未知のものです。

だから、留学ということそのものがどんなことなのか理解されていない方も多いですし、もっというと、留学することでどんなメリットがあるのかも理解されていない方も多いです。

この場合は、具体的な留学のプランを示したり、また、留学させてもらうことによって、自分にこんなメリット(利点)があるんだということをはっきりと親御さんに示すことができるといいかも知れません

さて、次からは、留学に反対された時、親御さんを説得するためにできることについてご紹介したいと思います。

親を説得するためにできる4つのこと

さて、最後は親御さんを説得する方法についてです。

最初のステップは親御さんの話を聞くということでした。具体的には、親御さんが留学に反対している理由を聞くということになります。

最初のステップで、親御さんの話をただじっくりと聞くということをしたら、次のステップに入ります。

次のステップは、親御さんの不安を解消させてゆくというステップです

親御さんが留学に反対する理由を1つにまとめてしまおうとすると、それは「不安」だと思います。

海外の暮らしに対する不安であったり、海外の人達とうまくやってゆけるか、お金の面に対する不安であったり、治安に対する不安・・・などなど。

留学とは多くの方にとって、未知のもの・・・と書かせていただきましたが、未知のものだからこそ、不安を感じるわけです。

ですので、その親御さんの不安を解消してゆくこと、親御さんを安心させることが、親御さんを説得する上ではとても大切なことになってくると思います。

さて、そのためにできること、親御さんを説得するためにできることは:

1)留学したいと思った明確な理由を伝える
2)具体的な留学先やプランを見せる
3)本気であることを伝えるための行動に出る
4)親を安心させる

・・・の4つになります。

1つづつ、少し詳しく見てゆきたいと思います。

1)留学したいと思った「明確な理由」を伝える

留学を反対された時、親御さんを説得するためにできることの1つ目が、留学したいと思った明確な理由を伝える・・・ということになります。

「留学したい」ではなく、「何故留学したいのか」ということを親御さんに伝える、ということになります。

「海外で暮らしてみたい」や「外国の人と友達になりたい」だけでは、理由が漠然としていて、明確ではありません。これでは、親御さん不安を解消できないと思うのです。

そうではなくて、具体的な理由を伝える必要があります。

例えば、将来的に外資系の会社で働きたい、グローバルな働き方をしたいんだという夢があって、そのために留学したい・・・ということであれば、親御さんも納得してくれるかも、知れません。

漠然とした理由ではなく、明確な理由を親御さんに伝えてみます。

2)具体的な留学先やプランを見せる

2つ目にできることが、具体的な留学プランを親御さんに見てもらう・・・ということになります。

留学は多くの方にとって未知のもの・・と書きましたが、未知のものに対しては、いくら自分の子供が望んでいたとしても、そんな簡単に賛成できないわけです。

ですので、留学について知ってもらう、具体的な行き先やプランを用意して、それを親御さんに見ていただく必要があるかも知れません。

それから、この具体的なプランを見てもらう時に、金銭的なこともある程度、この位かかりますと伝えることができたらいいかも知れません。

全く知らないことについては賛成するのも難しいですが、それが少し見えているもの、少し理解ができたものであれば、賛成しやすくなります。

3)本気であることを伝えるための行動に出る

先程も書かせていただきましたが、親御さんはお子さんが本気であるかどうか・・・ということも気になるところだと思います。

海外での暮らしというのは、いいことばかりではないこと、大変なこともあるだろうということ位は親御さんはご存じだと思います。

ただの憧れなのか、それとも本気なのか?ということは気になっていらっしゃるところかも、知れません。

本気であれば、例えば、大変なことがあっても乗り越えることができます。

だけど、ただの憧れであれば、大変なことがあった時、もう嫌になってしまうかも知れない。その困難を乗り越えられないかも知れません。

留学とはいいことばかりではありませんから。

親御さんの中にはそういったことを不安に思われている方も多くいらっしゃいます。

ですので、自分は本気なんだということを親御さんに伝えるということも親御さんを説得する上では大切なことだと思います。

自分は本気なんだと言葉で伝えることもいいですが、行動で示すことができるとさらにいいかも知れません。

具体的には、英語の勉強をスタートしたり、または試験を受けてみたり。

そんな風にして、本気であることを行動で伝えたら、留学を許してもらえた・・・そんな留学生もいます。

4)親を安心させる

これは留学に反対された留学生達の中でも、親を説得するためにやったという人も多いようですが、留学先からは、「この位の周期で必ず連絡を入れます」と親と約束する・・・というのもよい方法です。

親御さんを安心させるために、そうやって、必ず連絡することを約束するのです。

そうやって、親御さんと何かしら約束をすることで留学を許してもらった留学生も多いようです。

 * * *

さて、ここまで、留学を反対された時に親御さんを説得するためにできることについて見てきました。

もっとも、親御さんといっても色々なタイプの方がいらっしゃるでしょうから、これをすれば、留学を許してもらえる・・という方法はないのかも知れません。

ただ、どうやって説得したらいいか迷った時は、一度、立場を入れ替えてみてもいいかも知れません

つまり、自分が留学に反対する親御さんの立場になってみるのです。

立場を入れ替えてみると、どんな説得の仕方がいいか・・・ということが見えてきたりします。

あぁ、子供が感情的になって留学したい!と言ってきても許さないだろうな・・・とか、思ったりするかも知れません。

だけど、ここまで本気であることを見せられたら、OKするしかないだろうな、と思えるかも知れない。

言うのは簡単で実践するのは難しいことですが、相手の立場になってみる・・・というのは、留学に限らず、誰かに何かをわかってもらいと思った時には大切なことなのかなと、思います。

もし、これから親御さんに留学を許してもらおうと思っている方がいらっしゃったら、親御さんにわかってもらえるといいですね。